2014.09_アジアの秘境ブータン⑤
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民族衣装を着て撮影
ブータン2日目の朝です、おはようございます。
テルマリンカで朝ごはんを食べてゆっくりしたら・・・
ホテルのスタッフさんにブータンの民族衣装を着せてもらい、、、
カメラマンさんが来てくれて、ホテルで撮影開始!
実は、観光局が日本の女性向けのプロモーション企画をするとのことで、「日本人女子がブータンを旅している風景」を撮りたかったとのこと、丁度良いタイミングで私が来たので、友人と二人で女子旅風景を撮影。この日は天気が良かったので、とっても素敵なパンフレットになりました☻
ブータンの民族衣装は、女性は「キラ」と「テゴ」、男性は「ゴ」が基本です。
下の巻きスカートがキラ、上に着ているジャケットの様なものがテゴです。ここで着せてもらったものはオールシルクで、すごく上品。
ついでにリュク男さんも「ゴ」を着せてもらい、2人の写真も撮ってもらいましたー。良い記念(*^^)v
キラは見つかりませんでしたが、もっと着やすそうな形のラップスカートが、日本にいても今の時代ネットから買えるようです。
メモリアル・チョルテン(Memorial Chorten)
テルマリンカを後にし、向かった先はメモリアル・チョルテン。
ティンプーの中心地にあり、観光客はまず行く寺院です。
中心にストゥーパがあり、みんなその周りを時計回りにぐるぐる回っています。
ジョギングしている人もいれば、歩いている人も様々。
そしてここ、ひたすら、近所のおばあちゃんたちの憩いの場になっています。まさに「井戸端会議」の風景。なんだかほんわかします。
おばぁちゃーーーん\(^o^)/
街歩き
リュク男さん大好きな、恒例の街歩きです。
なんかね、すごい、白い壁に木目調の街並みが続きます。伝統的なブータン様式が維持されていてとても素敵。
お店の並びも素敵。ハンドメイドのいろんなグッズや、キラを売っているお店がありました。
そして、これ ↓ 何だと思いますか?
正解は、「信号」です。電子式の信号が無くて、おまわりさんが人力で手旗信号をしています。日本も、昔(明治時代?)はそうだったって、あんみつ姫か何かで昔見たなぁ。無くなって欲しくない風景です。でもそのうち近代化されちゃうのかなぁ。。
標識も、良く見ると民族衣装「ゴ」を着ています。かわいい。
風情のあるおうち。多分、下がお店で上は民家だと思います。
そんな感じのお店(乾物屋さんかな)で物色してたら、子供たちがどんどん寄って来て・・・
こんなになっちゃいました。「撮って、撮って」と人懐っこくてかわいかった。意外と彼らは民族衣装じゃなくて普通のTシャツを着ています。
街中のお肉屋さん。干し肉料理が多いからか、お肉がそのままワイルドに干してありました。
ちなみに、自由気ままに街歩きしている感じですが、実はこの間もずーっとガイドさん2人つきっきりです。でも、「どこ行きたい」「あれ見たい」と言えば連れて行ってくれるし、見ている間は空気の様に邪魔をしないので、あまり気になりません。「疲れてないか?ごはんはどうしているのか?」とかはちょっと気になりますが、、、
この後、市場散策に続きます。
2014.09_アジアの秘境ブータン④
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チャンガンカ・ラカン (Changangha Temple)
ティンプー守護の寺院。見晴らしのいい丘の上に立っている。手前は広場になっており、地元の学生やカップルのいこいの場所になってました。こんなとこでデートできるとか、いいなぁ。
中に入ると、沢山のマニ車が。中にお経を印刷した紙が入っている筒で、一回転させれば読経したと同じとみなされる便利な装置。必ず「時計回り」に回す必要がある。これは、回しながらどんどん進むタイプのもの。結構楽しい。
これは、巨大なタイプ。自分も一周しないと一回りすることができない。でも楽しい。
マニ車と言えば、私と同じアラサ―世代は記憶にあるかもしれない、「ふしぎ遊戯」の青龍七星、箕宿(みぼし)が手に持ってクルクルやってたやつ!
↓これです。(はぁ、、、人気が無さ過ぎるのか、画像がなかなか見つからなかった、、、w)
ふしぎ遊戯、かなり続編出てるんですね、あまり知らなかった!
読みたくなってきちゃったなぁ。
パングリ・ザンパ(Pangri Zampa)
すみません、マンガに思いをはせ過ぎました。ブータンに戻ります。汗
ここは、あまりガイドブックに載っていなくて穴場だと思うのですが、ブータンの占星術の学校です。(写真右下に、赤い衣を纏った生徒さんが数人)
学校の中に入ると、こんなかんじ。砂場の校庭?らしきものがあり、鳥が大量にいました。
中の僧房に案内され、お坊さんと対面。お坊さんの生活空間の様で、寝床の横で、占ってもらいました。
名前と出生日時を聞かれ、答えたところ、↓の様な、黒板に金属の棒で何かを書いて、消してを繰り返す。
現地語だったので、細かいところは分からなかったのですが、リュク男さんとキャリ子の相性は悪くない。結婚したら幸せになれる、とのこと。わぁお!当時、付き合い始めてからまだ1カ月だったので、二人ともなんだか照れる、、、
その2年後、無事結婚しましたので、やっぱり当っていたのだと思います。
現地の友人も、今回初めて来たとのこと。あまりツアーに入れていないのかな?おつな感じの場所で、貴重な経験になりました。
アマンコラ
世界屈指の高級ホテル、アマンがブータンには数か所あります。ティンプーにあるのはアマンコラ。
高級すぎて泊まるのは断念しましたが、友人が「お茶しよう」と連れて来てくれました^^
広大な敷地。足を踏み入れた途端、気分がひんやり、しゃきっとします。(実際、結構寒かったのに私が素足にサンダルだったからかもしれない、、、↓)
カフェは撮り忘れてしまいました、、、お客さんが私達ともう一組しかいないのに、スタッフさんが6人くらいいて、異様な感じ。そして、静寂の空間。さすがアマン。
ちなみに、客室はこんな感じでした。↓(諸事情あり、客室に入れてもらいました。ラッキー!)
超広いし、お風呂が丸見え。木を基調とした、温かみのある感じです。
あー、楽しかった!夜はテルマリンカのレストランでブータン料理を食べて、、、
一気に休息。
初日から盛りだくさんの一日でした。友人に感謝!
2014.09_アジアの秘境ブータン③
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ホテル(Terma Linca)
さて、ホテルに到着。
ティンプーでの2泊は、テルマリンカ(Terma Linca)にStay http://termalinca.com/
ここはブータン皇室が運営しているホテルで、宿泊代の一部は国の福祉分野に寄付される仕組みになっています。
リュク男さんは、どこにでも進出している外資の高級ホテルよりも「その土地っぽいホテル」「現地資本のホテル」に泊まることを旅の醍醐味としており、私もこのホテルは川のほとりの雰囲気がとても気に入ったので2人で即決!
ブータンって後進国だと思っていたので、現地資本のホテルは難易度が高めかな、、、と到着するまで少し不安でしたが、めちゃくちゃ清潔でデザイン的にも洗練された、超素敵なホテルで驚きました。日本で例えるならば、星野リゾートに似た雰囲気。
外観
朝食を食べたカフェからの眺め(外にテラス席があります)
夜ごはんを食べたレストラン。色遣いが非常にフォトジェニック!
ブータン料理もここは有名らしく、大変おいしかったです。
部屋はこんな感じ。テレビも液晶。とても新しくて清潔。
出典:TermaLinca公式website
昼食
眠い目をこすりながら、ガイドさんに車で地元レストランに連れて行ってもらい、ブータン料理を食する。ここで、大学時代の友人登場。彼女はなんとこの時期、ブータン政府観光局で働いており、今回の旅行の手配の殆どを手伝ってくれました。大学以来の再会と、初対面のリュク男さんの紹介をし、しばし歓談。
このレストラン、名前を忘れてしまいましたが、大変美味。また、フォトジェニック。
唐辛子のチーズ煮込み(エマ・ダツィ)チーズ炒めや、干し肉と唐辛子の煮込みとかの、唐辛子メイン。辛さにヒーヒー言いながら、赤米や、蕎麦粉で作ったパンと一緒に食べる。
バター茶という、バターをお湯にとかした様な味のお茶がどこに行っても毎回出てくるのだけど、、、これは、、、w
クエンセル・ポダン(ティンプー大仏)
金ぴかの巨大大仏さま。高さ50mで世界最大といわれているそう。2010年に開眼したそうですが、台座部分はまだ建設中。シンガポールと香港の億万長者が奉納、総工費80億円以上かかっているらしい。。。すごい。。。けど、エコで素朴な幸せの国ブータンに、キンキラキンすぎる気がするのは、私だけだろうか。
とにかく、ここからの眺めが絶景。まさに、風の谷。
そして、近くの木に、私もルンタを付けさせてもらいました。風が沢山吹くところに付けるのが良いらしい。風にはためいた数だけ、読経したことになるそう。
なんとも、洗濯物状態。それだけみんなこの風の丘に、願いを込めているのでしょう。
1日目の続きは④に続く。
2014.09_アジアの秘境ブータン②
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空港到着
パロ空港は、山岳地帯の谷底なうえに、空港管制が無いので「有視界飛行」での着陸しかできない、「世界一着陸が難しい空港」として有名。
なので、ロイヤルブータン航空(通称ドゥルックエア。ブータンのフラッグシップ)、ブッダ・エア(ネパールの民間航空会社)と、タシ航空(ブータン初の民間航空会社 )しか乗り入れを許可されていない。
・・・リュク男さんが直前(空の上)でそんな情報を教えてくれるものだから、怖がりのキャリ子冷や汗・・・
でも、無事着陸!
ブータン人のパイロットさん、海外で転職したらすごい給料もらえるのでは、、、なんて俗なことを考えてしまうけど、そこは幸せの国ブータン、きっと祖国のフラッグシップでパイロットできることはお金よりも価値のあることなのでしょう(妄想)。
とっても良い天気!空気がカラッとしていて、とてもおいしいです。なんといっても、標高2000m以上あるからね。。。
ティンプーまでの風景
空港に、日本から事前に手配していたガイドさんが既に来てくれており、そのまま車で首都のティンプーまで移動。
もうね、見渡す限り、
ずっとこんな牧歌的な風景が続きます。2000~3000m級の山が、迫ってくる感じ。
ホテルまでの中間地点で、休憩も兼ねて観光。
ブータン語で書いてあるので読めませんが、看板が出ています。
水はきれいで透き通っています。少し歩くと、、、橋と東屋が!
橋には、紐に吊るされたたくさんの布が。これはルンタという、経文を書いた布で、ブータンでは至る所で出てきます。黄・青・赤・緑・白などバリエーションがあって、カラフル。ここにあるのは風化してかなり色があせてしまっていますが、それだけたくさんの人が昔からここでお祈りをしているということ。古いものは、風化して、土にかえります。
この、危うい感じのつり橋を渡った先の東屋の中には、沢山の仏様の絵が。
ガイドさんがストーリーを教えてくれましたが、忘れてしまいました、、、(ガイドさんごめんなさい、、、)
ブータン人はとにかく信心深くて、生活の中に仏教が静かに根付いている感じ。ガイドさんの車の中にも、ちゃんとお守りが飾ってありました。
意外と最新鋭の車を、民族衣装(ゴ)を着て運転しているという組み合わせが興味深い。
ホテルへ
さて、1時間半ほど山岳地帯をくねくね走り、やっとホテルに到着。
ホテルの部屋からも、せり出す山々が見えます。すごく静かで癒される~・・・
このホテルがまたすごいんです、次回紹介します!
2014.09_アジアの秘境ブータン①_基本情報
こんにちは、キャリ子です。
初の紹介はブータンです。
選んだ理由は、何を隠そう、リュク男さんと初めて一緒に行った思い出の地だから。(//∇//)
今は2014年当時のことを、2017年のいま、振り返って書いていきます。
ではまず基本情報から!
渡航情報
- 外務省HP
基礎データブータン王国 | 外務省
安全情報海外安全ホームページ: 危険情報
危険な区域は少なく比較的安全と言っていいと思います。インドや中国と隣接しており、歴史的には国境が何度も塗り替えられ、段々領土が小さくなっています。近年も、南部の国境付近でアッサム地方の独立過激派の活動があったため、黄色レベルになっていますが、観光地域ではないのでまず南部に連れて行かれるツアーは無いと思います。それ以外の地域は、牧歌的な平和な風景が広がっています。
- ガイドブック
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日本語で書いてある ブータンのガイドブックはかなり少なく、地球の歩き方が一番網羅されています。但し、かなりマニアックな情報が多く、写真も少なめで、「読み物」的要素が強いので、ざっくりイメージを掴むだけの目的であれば、以下の現地観光局のHPの方がとっつきやすいです。
- ブータン観光局HP
ブータン政府観光局 公式サイト | ブータン政府観光局 公式サイト
(特集ページ) ラグジュアリーブータン
Luxury Bhutan ラグジュアリーブータン | ブータン政府観光局 公式サイト特別企画
素敵な高級ホテル、レストラン、農村ステイ等の提案がされていて、特に女性の癒され旅をイメージしやすいと思います。
特集されているホテルやプランはかなり洗練されていると思います。キャリ子はこれを見て「ブータンに行く!」と決めました。
持ち物
基本的な旅行の装備で大丈夫です。
- 電源 パソコンと携帯とカメラであれば、プラグ変換器だけ持っていけば使えます。
- 山登りできる服 Tシャツ、ズボン、パーカー等気温調節できるもの、スニーカー。まずみなさんタクツァン寺院に行くため、必要になると思います。
-
日本のお菓子、小物等 全く必須ではありませんが、現地で同じガイドさんがずっとつきっきりなので、あげると仲良くなれる気がします。
私は以下を余分に持って行ったら、結構役に立ちました。
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特記事項
ブータンは、旅行振興、環境保護等のため、滞在中は現地人の観光ガイドをつけることが必須になっています。そのため、ビザ取得も含め渡航前に一切の手配を終えておかなければなりません。滞在中は車の運転もホテルまでの案内も全てガイドが行ってくれるのでかなり楽ですが、「当日行くところを決めて勝手に一人でふらふら歩きたい」ということができないという点を注意する必要があります。
事前の手配が大変ですが、でもやっぱり空気も風景もそしてガイドさん含め現地の人の気持ちもすごくキレイなので、心が洗われる滞在になることは間違いないと思います。
リュク男&キャリ子について
旅行好きのサラリーマンDINKS夫婦です。
■2人の年表
2007年 知り合う
2014年 交際開始
2016年 結婚
■リュク男: 「リュックサック(バックパック)派」の意。
・荷物は少なめ、身軽さを重視
・文明の境目、文化が複雑に混じり合っている地域が好き
・行ったことのない国を制覇していくことに余念がない
・旧市街の街歩き
・日中ほぼ外のため、安宿もok
・現地の食事、お酒に目がない
・直前に旅行を決めることが多い
・旅行代理店を使うのが嫌い。基本自分で全て手配する。決断力あり。
・しかし方向音痴
・家庭的
■キャリ子:「キャリーケース(トランク)派」の意。
・重い荷物だとすぐ疲れるため、基本はキャリーケース派
・森が「もへー」(こんもり生い茂っている)、海が「バーン」(見渡す限り海)の地域が好き
・「それどこ?」と言われる国をなるべく選んで行く
・外のデッキチェアで日光浴、読書
・途中で「疲れた、ホテルに一度戻ろう」が口癖。
・滞在先で、機会があれば大体ヨガをする
・ホテルがほこりっぽかったり、不気味だと寝付けず旅の思い出が台無しになるという理由で、ホテルは高級志向
・食事は安くても可
・制覇した国の一部は出張で訪問したもの
・直前に旅行を決めることが多い
・格安旅行代理店を使うこともあり。決断力なし。
・めんどくさがりや
基本的にこのブログはキャリ子(めんどくさがり屋)が書いています。
はじめまして
はじめまして!リュク男&キャリ子です。
旅が好きで、休みのタビにタビをしてます。特に、日本人にはあまりなじみのない国、友人に「え?それどこ?」と言われるくらいの国に行くのが好きです。(アンティグア・バーブーダーとか。行ったことないけど…)
「自分たちが好きだから旅行する」それで満足だったのですが、二人合わせて50ヶ国に差し掛かって、以下2点が必要では?と気づきました。
①自分達のための記録
自分でもどこに行ったか覚えていられなくなってきている。
人間の記憶力の限界と、自分の老化が原因(後者の方がやばいw)
②他者への共有
特に珍しい国については一般情報が少なく、実は他の人にも役立つものがあるのかもしれない。(特に日本語で書くことに意味あり)
気持ち的には、
「徒然なるままに日くらしすずりに向かいて、心に映りゆく由無し事をそこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるおしけれ」
という感じで、以下の国々について順次書いていければと思います。
2017年3月18日現在訪問国
48ヶ国/193ヶ国(国連加盟国数比較)
■アフリカ
■中東
オマーン、サウジアラビア、UAE、ヨルダン、キルギス、トルコ
■ヨーロッパ
ラトビア、リトアニア、チェコ、オーストリア、クロアチア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、イギリス、フランス(ニューカレドニア含む)、イタリア、マルタ
グルジア(ジョージア)、ウズベキスタン、カザフスタン、モンゴル
■東南アジア、南アジア
タイ、マレーシア、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ブータン、ネパール、バングラディシュ、パキスタン、インド、スリランカ
■極東
中国(台湾、香港、海南島含む)、韓国、日本
■豪州
オーストラリア、ニュージーランド
■北米、南米